ブログ布留川のほとりから

2階常設展示「庶民のくらし―日本―」コーナーの絵図・刷物を展示替えしました

2015年11月24日 (火)

年祭刷物の展示の様子

年祭刷物の展示の様子

年祭刷物の展示の様子

年祭刷物の展示の様子

入れ替え前は復興支援の一環として、東北地方の塩釜・金華山などの名所を描いた刷物を展示していました。

今回は来る2016年1月26日に執行される天理教教祖130年祭に関連して、天理教教会本部一帯の地域(「おぢば」と称する)を描いた刷物(すりもの)を限られたスペースではありますが展示しました。

年祭は教祖中山みきが現身(うつしみ)を隠された、明治20年(1887)旧暦1月26日の翌年に1年祭が執り行われて以来、同24年(1891)5年祭、同29年(1896)10年祭、同39年(1906)20年祭、大正5年(1916)30年祭、同15年(1926)40年祭のようにその後も、10年ごとに、近年では100年祭、110年祭、120年祭と執行されてきました。平成28年(2016)は130年祭の年にあたります。

展示しました刷物は明治20年代末前後と大正末年頃のものです。これらは今日でいうところの寺社・名所が版行提供している案内リーフレットに相当するでしょう。カメラの普及する以前の時代のことですから、現地の町や建物、人々などの様子を伝える参拝の記念・お土産品として大変重宝されたことでしょう。明治・大正・昭和と大きく変貌を遂げていく天理の姿の一端に触れて下されば幸いです。

日本民俗室 N 

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