特別展・企画展

スポット展示 「雛人形」


今年は124年ぶりに2月2日が節分となります。節分は立春の前日とされており、今年は2月3日が立春です。立春は文字通り「春が始まる日」。古来、季節を分けて春がスタートする日に雛人形を飾りました。立春は、いわば雛人形を飾ってもよい解禁日だったのです。

雛人形 京都 昭和5年(1930)男雛:全高10.0cm

新暦ではまだ寒さの残る2月ですが、色彩豊かな雛人形を愛でて春の訪れを感じ取っていただければ幸いです。
今回は、昭和5年(1930)に初節句を迎えた女の子のために誂えられた京都製木彫りの雛人形を展示いたします。奈良の一刀彫りとは趣が異なり、丸みを帯びた彫りと、着物の柄や雪洞に華やかな盛り上げ彩色が施された雛をどうぞお楽しみください。

 

◆会期:2021(令和3)年2月3日(水)~3月29日(月)
◆会場:2階展示室 むかしの道具エリア 日本民家ステージ内

ページの先頭へ