ブログ布留川のほとりから

古墳時代の馬具が展示室に戻ってきました

2022年05月18日 (水)

3階世界の考古美術展示室の日本考古、古墳時代のコーナーに、宮崎県持田古墳群から出土した重要美術品の馬具を展示しました。この馬具は、古墳時代に朝鮮半島からもたらされたと考えられる優品で、考古学においても馬具研究に欠かせない重要な資料です。

開館以来ずっと常設展示をしていましたが、所々で傷みが進行していました。

 

2019・2020年度の2年にわたって、公益財団法人住友財団から「文化財維持・修復事業」の助成を受けて、合計20点にのぼる馬具一式の保存・修復を行いました。錆や汚れがとれて美しく、そして修復と補強を施されて丈夫になりました。

 

その間は別の馬具を展示していましたが、このたび無事に修復を終えた宮崎県持田古墳群の馬具を元の展示個所に戻しました。

久々に照明で照らされた馬具は、金色に輝いています。

どうぞ見学にお越し下さい。

考古美術室 F 

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