ブログ布留川のほとりから

スポーツの交流と貢献

2020年05月14日 (木)

当館を創設した天理教二代真柱中山正善は、戦後の1955年、天理大学に体育学部を開設します。西日本の大学では最も早い時期でした。

 

中山は、自身がスポーツを愛好するだけでなく、継続的に国内外のスポーツ振興に力を尽くしました。
その精神が今日も受け継がれており、一例として、フランス柔道指導者研修会が毎年春と秋に天理大学で実施されています。これは、フランスのナショナルチームから地域のクラブに至るまで、各層の柔道指導者が、天理大学で指導者としての研修を受けるものです。

 

現在、日本で確認できる柔道人口がおよそ20万人なのに対しフランスは60万人です。
フランスの人口が日本の半分程度なのでいかに多いかがわかります。

細川伸二体育学部長、正木嘉美教授、穴井隆将准教授が指導にあたります。
オリンピックや世界柔道選手権金メダリストから実際に指導を受けられるということでフランスでも有名です。

 

フランスで柔道の人気が高いのは競技としての面白さに加え、その精神性が共感を得るのでしょう。
柔道の精神性にまつわるものとして、「子どもクイズ」柔道着の問題もご覧ください。

 

2019年のフランス柔道指導者研修会の様子
指導する穴井隆将准教授

日本民俗室 H 

ページの先頭へ