ブログ布留川のほとりから

駅前出前博物館 第4回 駅員さん体験「キップを切ってみよう!」

2018年11月09日 (金)

当館は今年度、文化庁の地域と共働した美術館・歴史博物館創造活動支援事業「ヤマト・天理の歴史文化をめぐる」プロジェクトの中核館として多彩な事業を展開しています。

 

その一つ、「駅前出前博物館」第4回を11月11日(日)天理駅前広場コフフン南団体待合所において開催いたします。
今回は、当館乾学芸員による大正4年に開業した近鉄天理線についてのミニトーク「近鉄天理線の歴史」とワークショップ「硬券キップを切ってみよう!」(参加費200円)です。

 

日付の印字や入鋏の体験ができます

むかし自動改札が普及する前は、駅員さんが入場したことを示すために切符にハサミ(鋏)を入れていたことをご存知ですか?各鉄道会社、そのなかでも各路線、駅ごとに鋏痕は違います。どの駅から乗車したか目印だったんですね。駅員さんは改札を通る人が渡す切符の鋏痕で適正乗車を瞬時に確認して、現在の自動改札と同じ機能を果たしていました!
改札鋏は想像以上に重く、硬券切符と呼ばれる厚手の切符に鋏を入れると「パチン」と気持ちのいい音が出ます。車掌さんが車内で使う検札鋏も体験できますよ。国鉄時代の帽子をかぶって、駅員さんになりきって鋏を入れてください。もちろん写真撮影OKです。
その他にも、切符に日付を印字する体験もおこないます。
鉄道ファンは見逃せません。どうぞご参加ください!

日本民俗室 H 

ページの先頭へ