ブログ布留川のほとりから

駅前出前博物館 第3回を開催しました!

2018年10月19日 (金)

当館は今年度、文化庁の地域と共働した美術館・歴史博物館創造活動支援事業「ヤマト・天理の歴史文化をめぐる」プロジェクトの中核館として多彩な事業を展開しています。

 

そのなかの人気プログラムの一つ、「駅前出前博物館」の第3回を10月14日(日)天理駅前広場コフフン南団体待合所において開催いたしました。

今回の内容は当館青木学芸員によるミニトーク「遣唐使の見た古代の服装」と海外民族室によるワークショップ「世界の民族衣装を着てみよう!」です。

 

みなさん、阿倍仲麻呂や吉備真備たち遣唐使が、唐で目にした最新ファッションはペルシア起源だった!ってご存知ですか?
館蔵品の俑の画像から当時の服装を分析して、実は女性が活動的な時代であったことも紹介されました。
女性が乗馬を楽しむためのスカートや、砂埃をさけるために巻くストールなど現代にも通じるファッションアイテムがこの時代から存在したのは驚きです。

 

続いて、世界の民族衣装を着るワークショップでは、韓国のチマチョゴリやベトナムのアオザイなど親子で着て写真撮影を楽しむ姿が見られました。

 

来月11月11日(日)の第4回駅前出前博物館は、ミニトーク「近鉄天理線の歴史」とワークショップ「硬券キップを切ってみよう!」(参加費200円)です。
自動改札機のない時代は、駅員さんが改札鋏(かいさつきょう)で硬い切符を切っていました。ICカードや磁気乗車券しか知らない方も、ぜひ体験してくださいませ!

日本民俗室 H 

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