ブログ布留川のほとりから

中国からお客様がお越しになりまして

2018年07月27日 (金)

現在開催中の企画展「中国の風俗人形―近代以降の土人形と黄楊人形―」には、人形や工芸品がお好きな方、あるいは中国からの方など、さまざまなお客様にご来館いただいております。

 

7月25日には、日中友好会館文化部長の趙平氏、上海工藝美術博物館副館長の陳毓其氏をはじめとする中国人の先生方5名が来館されました。先生方は、大阪蝸廬美術館で開催される「上海工芸展in日本 上海刺繍画工芸展」(7月26日~8月3日)の準備のために来日され、その合間に天理にお越しくださったそうです。

 

企画展示室では上海市の土山湾で1930年に収集された黄楊人形を中心にご覧になりました。
「これは中国でも残っていない貴重なものです」と驚いておられました。
また、常設展示室では「天理参考館は展示レベルが高いですね」とおほめくださいました。
何よりうれしかったのが、展示中の中国・寧波で収集された人形が楽清で制作されたものであることをご教示くださったことです。その他にも不明な点を伺うことができ、思わぬ機会となりました。

 

【第82回企画展ブログ5】

海外民族室 N 

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