ブログ布留川のほとりから

蚊帳(かや)を吊りました

2018年06月26日 (火)

梅雨空の毎日が続きます。
梅雨が明ければ一気に夏!ということで
2階民家ステージに蚊帳を吊りました。

 

蚊帳は蚊などの害虫を防ぐ網で、古代から使われていたようですが、江戸時代になると庶民にまで普及しました。涼しげに見えますが、この浅黄(あさぎ)色(もしくは萌黄(もえぎ)色)は江戸時代初期の近江商人西川氏が考案したものです。それ以前は麻本来の色、茶色でした。目覚めたときも爽快な気分になると好評で爆発的な売れ行きになったそうです。

 

蚊帳に入ったことはありますか?
蚊帳の中から見える景色を体感していただこうと当館では出入り自由にしています。

 

この展示は天理大学博物館実習授業の一環で天理大学生が行いました。
高さの調整や、入りやすいよう一部を持ち上げて固定するなど工夫しています。
この写真も学生が撮影したものです。
実物をぜひご覧ください。

日本民俗室 H 

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