ブログ布留川のほとりから

天理大学「博物館実習2」を開講

2015年06月22日 (月)

展示作業中の企画展示室

展示作業中の企画展示室


資料整理のレクチャー

資料整理のレクチャー

天理参考館では今年度から天理大学「博物館実習2」の集中講義を担当することになりました。受講する実習生は前期と後期に分かれ、今回は6月15日(月)~19日(金)までの5日間でした。

講義の内容は実習生を2班に分け、海外民族室が行う第74回企画展「いのりのかたち」開催のための展示作業補助と、考古美術室の布留遺跡出土遺物の整理作業をメインに実施しました。また、今夏開催される天理大学のオープンキャンパスで、大学附属施設紹介ツアーの一環として当館の展示案内を実習生が担当するため、解説指導も行いました。

実習生のみなさんは真剣に取り組み、学芸員の実際の業務内容を体験して様々な感想を明かしてくれました。例えば「実物の資料を手にすることの緊張感がハンパなく、資料の取り扱いに細心の注意を払う大切さが分かった。」「バックヤードの様々な施設を見学して、収蔵資料や観覧者に対する心遣いに感動した。」など、対応するこちらが嬉しくなるような言葉があふれています。なかには、「展示ケースを移動するのに、あれほど手間がかかるものとは思わなかった。祇園祭のやり回しみたい・・。」なんてユニークな感想もありました。

考古美術室 TK 

ページの先頭へ