ブログ布留川のほとりから

夏休みです

2014年07月30日 (水)

 いよいよ夏休みが始まりました。第72回企画展「はにわ大集合!」の会場では、こんな埴輪があればいい!というアイディアが次々に出てきています。
 ハート、サッカーボール、星、お花、うさぎ、ねこ、ロボット、車、かわいい埴輪、それからソフトクリームという声も出ました。さすが夏休みです。ほかには、埴輪で町ができたらいい、草でできた埴輪、動き回る埴輪、頭がいい埴輪、笑う埴輪、「おもろい」埴輪という声もありました。そういえば人物埴輪はみんな真面目そうです。「深い」声としては、夢を叶えてくれる埴輪、聞き上手な埴輪、言ったことに従ってくれる埴輪、アドバイスをしてくれる埴輪が出てきました。たしかに埴輪って1000年以上この世にありますから、いろんなことを知ってそうですよね。無駄にリアルなガンダム形と書いて下さったのは男性かな?
 巨大な埴輪という声もありました。展示している埴輪で一番大きいのは高さ107cmの家形埴輪です。全国で一番大きい家形埴輪は大阪府の今城塚古墳から出土したもので、高さ170cmありますから、大人くらいです。近くで見ると迫力があります。
 角がある鹿の埴輪という意見も頂きました。これはあるんです。島根県の遺跡から出土した、まさに角がある鹿です。にわとりの埴輪があったらいいな という声も頂きました。にわとりはたくさんあります。むしろ、いろいろな鳥の埴輪の中で、一番早くに出現しました。今回の展示品にも1つあるのですが、小さな破片なので、わかりにくかったと思います。
 絵を描いてくださった方もいらっしゃいます。かわいい絵が多いですね。やっぱりかわいいものがいいですよね。「ルフィーのマーク」と「ジバニャン」の絵も頂きました。ジバニャンはインターネットで調べて初めて知りました。
 学芸員さんはイケメンですか?というご質問を賜りました。わたくし「考古美術室F」は女なのですが、当天理参考館にはイケメンもいます。
 これから夏休み本番です。びっくりするようなアイディアやいろんな質問をお待ちしていますので、参考館に涼みにお越し下さい。

20140730_01

 

考古美術室 F 

ページの先頭へ