トークサンコーカン

第183回 トークサンコーカン

「東地中海の遺跡をめぐる」シリーズ2(全3回) 『キプロス ―地中海をつなぐ島―』



日時/2008(平成20)年5月24日(土) 午後1時30分から
場所/当館 研修室
講師/巽 善信 当館学芸員

内容は
 キプロスは青銅器時代に、豊富な銅鉱と地の利を生かし、一大銅生産センターとして繁栄します。エジプトやヒッタイトなどの粘土板文書でも、しばしば言及されている程です。大地震などの天災でキプロス経済は破綻しますが、しだいに商業を得意としたフェニキア人が都市をつくり、キプロスを拠点として地中海交易を一手に握るようになります。そのフェニキア都市と制海権を争ったのがローマです。ローマが地中海を制覇し繁栄の時期を迎えます。海上交易に焦点をあてて、キプロスの遺跡を紹介します。

キプロス・クリオン遺跡のアポロ神殿 ローマ時代

キプロス・クリオン遺跡のアポロ神殿 ローマ時代

ページの先頭へ