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記念講演会『文化的視点から考える死生観における「障り」と「癒やし」』



第79回企画展「墳墓の護り手―鎮め護り彩る品々―」関連イベント

 

タージマハル廟 17世紀

タージマハル廟 17世紀

講演概要

文化の根底に存在するのは、生死の解釈としての「食」と「宗教」ではないかと思います。生を支えるための自然に対する積極的取り組みが「この世」での食文化を育む一方で、人は必ず訪れる死を意識せざるを得ず、その解釈への取り組みが「あの世」に対する共通認識としての宗教文化を育んできたのではないでしょうか。ここでは宗教文化について、先ずインドを基準にした比較文化的視点を基盤に東西を俯瞰します。その上で、邪を「障り」、辟邪を「癒やし」と具体的に捉えることで、生死の解釈の核として「明暗二分法」とでも言うべき「視覚」基準の相対観を考えたいと思います。

 

日時:2017(平成29)年5月20日(土) 午後1時30分から3時
講師:頓宮 勝氏(奈良教育大学・特任教授)
会場:当館研修室
受講料:入館料のみで受講できます
定員:100名(当日先着順)

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