天理参考館
TENRI SANKOKAN MUSEUM

参考館セレクション

世界の考古美術灰陶加彩騎駝胡人(かいとうかさいきだこじん)

a_chi_kaitokasai

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中国 北魏 6世紀
高22.4cm 陶器加彩
資料番号:中1039

展示中 1-0

駱駝に乗る西方人。駱駝と、それにまたがる人物をかたどったものです。人物が引き手を引くのに合わせて、駱駝が頸を反らせています。人物は顔の彫りが深くひげをたっぷり蓄えたペルシャ人です。駱駝の背からはたくさんの荷物が下がっています。シルクロードを行き来する商人の旅の姿をかたどったものとみていいでしょう。北魏の都、洛陽には毎年多くの国の商人が交易に集まってきたことが記録に残っていますが、過酷な砂漠を乗り越えてやってくる西方人は、都の人々にも特に珍しく映ったことでしょう。これは灰色の焼き物の上から絵の具を塗って作ったものです。作りは精巧で、胸の毛もかなり写実的です。大きくはありませんが、当館を代表する秀作です。