特別展・企画展

第67回企画展 「蹴鞠 Kemari」


桃紫片身替唐花菱水干

桃紫片身替唐花菱水干

 蹴鞠(けまり)は日本におけるサッカーのルーツととらえられることが多いようです。Jリーグの開幕を記念して、国立競技場で蹴鞠が披露されたのをご覧になった方も多いでしょう。でも蹴鞠のルールをご存知の方はどれほどいるでしょうか。「雅な装束に身を包んで鞠を蹴る、貴族が楽しんでいたスポーツ」という答えは間違っていません。なるほど、いかにものどかな趣味のようですが、そこにはサッカーと同じく厳しいルールがあり、トレーニングが要求される団体スポーツです。
 蹴鞠はいつから親しまれるようになったのでしょうか。日本で初めて蹴鞠という記述が見られるのは『日本書紀』です。大化の改新を前にして、蹴鞠のプレー中に沓を落とした中大兄皇子に中臣鎌足がその沓を拾って捧げた、有名な二人の出会いの場面です。蹴鞠は中国から伝来したと伝えられていますが、数百年にわたるその歩みのなかで日本の文化風土によって独自のスタイルを形成し、様式として東アジアには例を見ない足を使った運動に発達しました。蹴鞠は、鞠を地面に落とさずに、多くの回数を蹴り続けることを競います。サッカーのリフティングと違うのは、自分一人で続けるのではなく、相手に蹴りやすい鞠を返さないといけないという点です。足さばき、身のこなし、姿勢など身体の使い方に細かく定めがあるだけでなく、装束やプレーする鞠場、ひいては蹴鞠をプレーしてよい人にも決まりがあります。それらの様式とはどのようなものなのか、今回の展示で資料をご覧いただいて詳細に紹介いたします。

有紋燻革韈鞠

有紋燻革韈鞠


 蹴鞠を洗練された様式に育て上げてきたのは、平安時代後期から鎌倉期にかけての京都の公家社会です。先に述べた中臣鎌足の子孫である藤原摂関家につながる難波家、飛鳥井家の二家が確立していき、やがて愛好家は大名から庶民にまで裾野を拡大していきます。当館は江戸から昭和初期にかけて蹴鞠に精進した公家の資料を一括収蔵しており、それら装束、鞠、道具類を展示するほか、日本で有数の蹴鞠関連文書を所蔵する天理図書館の協力を得て、その一部も併せてご覧いただきます。
 日本人はボールゲーム好きです。”日本古来”と言われる相撲や武道などのように、神事や戦闘に深く関係するのではなく、足で球を操作するところに面白さを求めるという意味では、蹴鞠も最も伝統的な日本のスポーツの一つではないかとさえ思います。近年活躍が目覚ましい日本サッカーが蹴鞠につながり、実は古代からの「足魂※」を脈々と伝えていることも今回の展示でご紹介できればと考えています。

※公家の古文書でしばしば出てくる用語。日々訓練を積んで「足魂」が生じれば自然に身体が動きどんな鞠でも受けとめられるとする。

 

◆会期:2012(平成24)年10月3日(水)~12月3日(月)
◆会場:当館3階企画展示室1・2
後援奈良県天理市、奈良県教育委員会、天理市教育委員会、読売新聞大阪本社、NHK奈良放送局
協力蹴鞠保存会、談山神社、白峯神宮、天理図書館、奈良県サッカー協会、天理大学サッカー部、天理高校サッカー部

 

チラシ

 

 

展示詳細

 今年はロンドンオリンピックが開催され、日本選手も各競技で健闘しました。なかでもサッカーは2010年のFIFAワールドカップ、2011年のFIFA女子ワールドカップに引き続き、男女ともその活躍が光りました。明治時代に日本に伝えられたサッカーは「蹴球(しゅうきゅう)」と呼ばれました。それより更にさかのぼることおよそ1300年、蹴鞠が中国から日本に伝わったと考えられています。その中国における蹴鞠の起源が紀元前1300年頃とされていますが、これはゴールがある得点を競う球技で、主に軍事訓練に資するものです。日本に伝わった蹴鞠は独自の発展を遂げ、平安時代後期に公家によって様式の確率が目指されます。優雅に鞠を蹴る、その美しい姿からは想像できない激しい訓練が要求されます。激しい訓練を日々繰り返すことで「足魂(あしだましい)が生まれ、鞠の変化に対して瞬間的、無意識的に足が反応して動くようになると秘伝書には綴られています。このような記録が数多く伝えられていることから、神事や仏事など宗教的儀式に由来するものではなく、武道とも違う蹴鞠が、日本で最も早くから運動と認識されていたのではないかとさえ思えます。また、当初から足のみを使ってのフットボールゲームとしては、日本の蹴鞠が世界的にも歴史が古いと言えるのではないでしょうか。
 その伝統を受け継いで、現代の「足魂」を伝える日本サッカー。今回の展示では蹴鞠とサッカーの比較も試みつつ、装束、用具、ルールなど蹴鞠の様式を伝える資料をご覧いただきます。なお、併せて貴重な蹴鞠関連文書を所蔵する天理図書館のご協力を得て、その一部を展示いたします。
 開催にあたり、ご後援を賜りました各機関、更に格別なご協力を賜りました蹴鞠(しゅうきく)保存会をはじめとする関係機関の皆様に心より感謝申し上げます。

 

 

関連イベント

『蹴鞠実演』(※観覧無料 但し展示をご覧になる場合は入館料が必要です)

日時:2012(平成24)年10月8日(月・祝) 午前11時から、午後1時30分から
場所:当館南側広場(◎雨天の場合は1階エントランスホールで行います)
内容:蹴鞠保存会会員10名による実演と解説
※蹴鞠実演に天理大学サッカー部参加決定!
  蹴鞠実演後約15分間 小学生を対象にしたリフティング指導を実施します。
  参加自由(雨天の場合は天理大学サッカー部によるリフティング指導は中止します) 
  サッカーボールをお持ちの方はご持参下さい。

 

『蹴鞠装束着付実演』(入館料のみで観覧できます)

日時:2012(平成24)年10月21日(日) 午後1時30分から
内容:蹴鞠保存会会員2名による装束着付実演と鞠についての説明
場所:当館研修室

 

トーク・サンコーカン「貴公子とスポーツ ー蹴鞠ー」

日時:2012(平成24)年11月24日(土) 午後1時30分から
講師:幡鎌 真理(当館学芸員)
場所:当館研修室
受講料:入館料のみで受講できます

 

ギャラリートーク(展示解説)

日時:2012(平成24)年10月26日(金)、11月26日(月) いずれも午後1時30分から
場所:当館3階企画展示室

 

 

出品リスト

 

※会期中に展示替えを行うため、本リストの資料が全て展示しているわけではありません。
※特に決まった期限を定めず、資料の状態により予告なく展示替えを行います。
※天理図書館蔵の表記以外は全て当館蔵品です。

No 資料名 よみ 法量cm 年代
1 生地鞠 きじまり 径17.0cm
2 金箔鞠 きんぱくまり 径17.0cm
3 金箔鞠 きんぱくまり 径17.0cm
4 銀箔鞠 ぎんぱくまり 径17.0cm
5 金箔鞠 きんぱくまり 径16.0cm
6 白鞠 しろまり 径18.0cm
7 白鞠 しろまり 径17.5cm
8 燻鞠 ふすべまり 径17.5cm
9 鞠台(二丸用) まりだい 長35.5cm
10 鞠台(二丸用) まりだい 長39.0cm
11 鞠台(一丸用) まりだい 長20.0cm
12 鞠台(二丸用) まりだい 長38.0cm
13 鞠台(鞠箱の蓋) まりだい 高6.5cm
14 鞠挟・蝋色桜文金蒔絵  まりばさみ・ろういろさくらもんきんまきえ 径17.5cm
15 鞠挟 まりばさみ 径31.5cm
16 鞠挟 まりばさみ 径36.3cm
17 銅牡丹透文鞠型香炉 どうぼたんすかしもんまりがたこうろ 径15.5cm
18 鞠水干・紅上  まりすいかん・くれないのかみ 裄丈107.0cm 文化7年
19 鞠水干・海松色桜文摺箔上 まりすいかん・みるいろさくらもんすりはくのかみ 裄丈110.0cm 江戸中期
20 鞠水干・香色地龍瞻文金紗上 まりすいかん・こういろじりんどうもんきんしゃのかみ 裄丈118.0cm 大正4年
21 鞠水干・紫下藤松葉散金紗上 まりすいかん・むらさきさがりふじまつばちらしきんしゃのかみ 裄丈96.0cm 明治22年
22 鞠水干・桃色紫片身替唐花菱亀甲丸金紗上 まりすいかん・ももいろむらさきかたみがわりからはなびしきっこうまるきんしゃのかみ 裄丈115.0cm 昭和11年
23 鞠水干・各種金紗無紋継合上 まりすいかん・かくしゅきんしゃつぎあわせのかみ 裄丈110.0cm 大正5年
24 鞠水干・紫 杜若金紗上 まりすいかん・むらさきだんかきつばたきんしゃのかみ 裄丈115.0cm 大正4年
25 萌黄葛袴 もえぎくずばかま 丈123.0cm 明治43年
26 白打貫葛袴 しろうちぬきくずばかま 丈123.0cm 大正7年
27 萌黄朽葉片身替葛袴 もえぎくつはかたみがわりくずばかま 丈125.0cm 明治時代
28 紅白片身替摺箔葛袴 こうはくかたみがわりすりはくくずばかま 丈125.0cm 明治23年
29 朽葉萌黄各替葛袴 くつはもえぎかくかわりくずばかま 丈123.0cm 大正4年
30 萌黄白片身替葛袴 もえぎしろかたみがわりくずばかま 丈123.0cm 大正10年
31 萌黄黄朽葉片身替葛袴 もえぎきくつはかたみがわりくずばかま 丈125.0cm 昭和11年
32 紫組懸緒立烏帽子 むらさきくみかけおたちえぼし 高17.5cm
33 烏帽子箱 えぼしばこ 高18.0cm
34 紫組懸緒立烏帽子 むらさきくみかけおたちえぼし 高16.0cm
35 紺組懸緒立烏帽子 こんくみかけおたちえぼし 高17.0cm 大正15年
36 立烏帽子 たちえぼし 高17.0cm 万延2年
37 立烏帽子 たちえぼし 高16.5cm
38 立烏帽子 たちえぼし 高16.0cm
39 立烏帽子 たちえぼし 高16.0cm
40 冠 かんむり 高15.0cm 慶応2年
41 冠 かんむり 高15.0cm
42 馬尾懸緒 うまおのかけお 長224.5cm 江戸末期
43 紺懸緒 こんのかけお 長381.5cm 江戸末期
44 薄色懸緒 うすいろのかけお 長334.0cm 江戸末期
45 紫懸緒 むらさきのかけお 長325.4cm 江戸末期
46 白茶懸緒 しろちゃのかけお 長313.5cm 江戸末期
47 有紋燻革韈鴨沓 うもんふすべがわしとうずかもぐつ 長23.0cm
48 無紋燻革韈鴨沓 むもんふすべがわしとうずかもぐつ 長22.5cm 昭和6年
49 無紋燻革韈鴨沓 むもんふすべがわしとうずかもぐつ 長30.0cm
50 無紋燻革韈鴨沓 むもんふすべがわしとうずかもぐつ 長22.5cm
51 無紋燻革韈鴨沓 むもんふすべがわしとうずかもぐつ 長29.0cm
52 無紋燻革韈鴨沓 むもんふすべがわしとうずかもぐつ 長30.0cm 明治41年
53 鴨沓 かもぐつ 長24.5cm
54 鴨沓 かもぐつ 長22.0cm
55 鴨沓 かもぐつ 長24.5cm
56 鴨沓 かもぐつ 長22.5cm
57 鴨沓 かもぐつ 長30.0cm 大正2年
58 鴨沓 かもぐつ 長25.0cm
59 浅沓 あさぐつ 長25.0cm
60 浅沓 あさぐつ 長23.0cm
61 浅沓 あさぐつ 長23.0cm
62 猫掻 ねこがき 27.5cm×35.0cm
63 帖紙:表白裏蘇芳 たとう おもてしろうらすおう 13.7cm×26.0cm
64 帖紙:表香裏薄紅 たとう おもてこううらうすくれない 13.5cm×25.3cm
65 有文藍白地露革 うもんあいしらじつゆかわ 長16.6cm
66 龍膽文錦露革 りんどうもんにしきつゆかわ 長17.7cm
67 三追龍膽文錦露革 みつおいりんどうもんにしきつゆかわ 長14.5cm
68 三追龍膽文錦露革 みつおいりんどうもんにしきつゆかわ 長16.1cm
69 鞠扇・蘇芳十骨桜樹文 まりおうぎ・すおうじっこつさくらきもん 長32.0cm
70 鞠扇・蘇芳十骨桜樹文 まりおうぎ・すおうじっこつさくらきもん 長32.0cm
71 鞠扇・煮黒十骨桜樹文 まりおうぎ・にぐろじっこつさくらきもん 長32.0cm
72 蹴鞠図 けまりず 縦30.0cm 安政頃
73 製作用具一式 せいさくようぐいっしき
  物差 ものさし 長36.3cm 明治42年
  鯨尺 くじらじゃく 長30.3cm 大正8年
  周囲計(40目盛) しゅういけい 長28.8cm
  巻尺 まきじゃく 径3.5cm
  鉋丁 ほうちょう 全長17.5cm 昭和9年
  鑿 のみ 長14.0cm
  文廻し ぶんまわし 長24.8cm
  矢金 やがね 長11.5cm
  矢金 やがね 長13.2cm
  矢金 やがね 長12.7cm
  矢金 やがね 長12.6cm
  矢金 やがね 長11.5cm
  矢金 やがね 長12.4cm
  矢金 やがね 長12.5cm
  矢金 やがね 長12.0cm
  矢金 やがね 長12.2cm
  矢金 やがね 長13.0cm
  矢金 やがね 長12.6cm
  矢金 やがね 長14.8cm
  矢金 やがね 長11.4cm
  矢金 やがね 長12.0cm
  矢金 やがね 長10.9cm
  矢金 やがね 長13.3cm
  矢金 やがね 長13.8cm
  矢金 やがね 長10.9cm
  矢金 やがね 長14.3cm
  矢金 やがね 長11.4cm
  矢金 やがね 長14.8cm
  矢金 やがね 長15.0cm
  矢金 やがね 長14.2cm
  矢金 やがね 長14.3cm
  矢金 やがね 長13.9cm
  矢金 やがね 長14.0cm
  矢金 やがね 長13.5cm
  矢金 やがね 長13.6cm
  矢金 やがね 長13.4cm
  矢金 やがね 長13.4cm
  矢金 やがね 長13.0cm
  矢金 やがね 長13.4cm
  矢金 やがね 長13.3cm
  矢金 やがね 長13.1cm
  矢金 やがね 長13.1cm
  矢金 やがね 長13.2cm
  矢金 やがね 長13.0cm
  矢金 やがね 長12.8cm
  矢金 やがね 長12.2cm
  矢金 やがね 長12.2cm
  矢金 やがね 長11.6cm
  矢金 やがね 長11.4cm
  矢金 やがね 長10.2cm
  矢金 やがね 長11.3cm
  矢金用差革 やがねようさしかわ 横29.0cm
  矢金用差革 やがねようさしかわ 横45.0cm
  撞木金 どうもくがね 全長33.1cm
  撞木金 どうもくがね 全長32.3cm
  撞木金 どうもくがね 全長29.0cm
  目打金(三つ目) めうちがね(みつめ) 長11.0cm
  目打金(三つ目) めうちがね(みつめ) 長11.8cm
  目打金(三つ目) めうちがね(みつめ) 長13.2cm
  目打金(三つ目) めうちがね(みつめ) 長9.5cm
  目打金(二つ目) めうちがね(ふたつめ) 長9.4cm
  目打金(二つ目) めうちがね(ふたつめ) 長12.3cm
  目差 めざし 全長14.8cm
  目差 めざし 全長15.6cm
  丸棒 まるぼう 長27.3cm
  羽子板 はごいた 長23.7cm
  コスリ木 こすりぎ 長32.0cm
  極め付木 きわめつけぎ 縦34.0cm
  切り藁 きりわら 長14.0cm
  切り藁 きりわら 長16.0cm
  漏斗 ろうと 長18.0cm
  錐 きり 全長26.4cm
  錐 きり 全長26.6cm
  二本錐 にほんぎり 全長12.3cm
  錐 きり 全長12.0cm
  錐 きり 全長11.7cm
  円錐型錐 えんすいけいきり 全長16.4cm
  円錐形平棒 えんすいけいひらぼう 全長15.0cm
  ヤットコ やっとこ 長20.5cm
  ヤスリ やすり 全長33.0cm
  ピンセット ぴんせっと 長15.1cm
  型紙 かたがみ 縦25.1cm
  布海苔 ふのり 長29.0cm
  紫糸 むらさきいと 縦5.1cm
74 セパタクローの球 せぱたくろーのたま 外周40.0cm 20世紀
75 セパタクローの球 せぱたくろーのたま 外周40.0cm 20世紀
76 木球 もっきゅう 外周18.0cm 15~16世紀
77 木球 もっきゅう 外周21.5cm 15~16世紀
78 サッカーボール さっかーぼーる 外周65.0cm 現代
79 ユニフォーム一式 ゆにふぉーむいっしき 着丈67.0cm 現代
80 ユニフォーム一式 ゆにふぉーむいっしき 着丈67.0cm 現代

【天理図書館蔵】
81 蹴鞠條々大概 けまりじょうじょうのたいがい  永正元年
82 雲井の春 くもいのはる  江戸期 写
83 内外三時抄 ないげさんじしょう  江戸期 写
84 遊庭秘抄 ゆうていひしょう  江戸期 写
85 蹴鞠秘記 けまりひき  明治39年
86 蹴鞠類抄 けまりるいしょう  江戸期
87 蹴鞠條々 けまりじょうじょう  江戸期 写
88 蹴鞠條々(自筆) けまりじょうじょう  慶長11年
89 中院家革●(=くさかんむりのない菊)抄 なかのいんけしゅうきくしょう  嘉永5年
90 難波流蹴鞠百三番秘事 なんばりゅうけまりひゃくさんばんのひじ  正長3年
91 二條流鞠道秘記 にじょうりゅうまりどうのひき  永享頃
92 大納言成通卿鞠口傳記 だいなごんなりみちきょうまりくでんき  江戸期
93 二老革●(=くさかんむりのない菊)話 にろうしゅうきくばなし  江戸中期
94 松下拾巻書 まつしたじっかんしょ  享保16年
95 蹴鞠要法 けまりのようほう  江戸末期
96 鞠道聞書 まりどうのききがき  江戸期
97 蹴鞠庭木之秘書 けまりにわきのひしょ  室町期
98 扇●(=門がまえに亀)之式 おうぎくじのしき  江戸期
99 七夕梶枝鞠作法口傳 たなばたかじまりさほうのくでん  享保13年
100 八境両分対縮図 はちきょうりょうぶんたいしゅくず  長享3年
101 八境両分対縮図 はちきょうりょうぶんたいしゅくず  元禄7年
102 御鞠懸之図 おんまりかかりのず  寛永7年
103 鞠場之巻 まりばのまき  江戸期
104 享保十九年難波亭蹴鞠興行図 きょうほうじゅうくねんなんばていけまりこうぎょうのず  享保19年
105 禁中御鞠懸図 きんちゅうおんまりかかりのず  天和2年
106 仙洞御鞠御覧廻文 せんとうおんまりごらんまわしぶみ  安永頃
107 鞠及沓形紙 まりおよびくつのかたがみ  明治期
108 蹴鞠と鴨沓之製作 けまりとかもくつのせいさく  昭和6年
109 蹴鞠沓師木村七兵衛製法覚書 けまりくつしきむらしちべえせいほうおぼえがき  明治期
110 蹴鞠沿革要 けまりえんかくのかなめ  江戸期
111 承元二年御鞠記 しょうげんにねんおんまりのき  承元2年
112 建保仁治年中蹴鞠興行記録 けんぽうにんじねんじゅうけまりこうぎょうのず  室町期
113 南都於法興寺蹴鞠之図 なんとほうこうじにおけるけまりのず  嘉永6年
114 応永十五年北山殿御鞠差図并散状 おうえいじゅうごねんきたやまどのおんまりさしずならびにちらしじょう  応永15年
115 鳴門少将物語絵巻 なるとしょうしょうものがたりえまき  江戸中期
116 鞠座記録 まりざのきろく  明治21年
117 宋太祖蹴鞠図 そうたいそけまりのず  室町末期
118 蹴鞠水干葛袴等之記 けまりすいかんくずばかまとうのき  明治41年
119 蹴鞠道紫組冠懸免許状 けまりどうむらさきくみこうぶりかけめんきょじょう  文化頃
120 蹴鞠道紅上免許状 けまりどうくれないのかみめんきょじょう  文化7年
121 山川庄右衛門鞠道起請文  やまかわしょうえもんまりどうきしょうもん  江戸期
122 鞠道諸願留 まりどうしょがんのとめ  文化10年
123 鞠道御門弟堂上方之覚 まりどうごもんていとうしょうかたのおぼえ  江戸末期
124 鞠道御免状留 まりどうごめんじょうのとめ  弘化3年
125 「精大明神」軸 しらげだいみょうじんじく  天正末期
126 蹴鞠保存会規則及細則 けまりほぞんかいきそくおよびさいそく  明治期
127 英国皇太子蹴鞠御覧写真 えいこくこうたいしけまりごらんしゃしん  大正11年

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