ブログ布留川のほとりから

天理参考館に古代の人が現れる!?

2018年04月16日 (月)

4月14日(土)、古代衣装に身を包み、髪型もばっちりでやってきた男女。お顔を拝見すると、いつも当館がお世話になっている「天理市山の辺の道ボランティアガイドの会」のお二人ではありませんか!そう言えば、この日はウォークイベントで、新調した古代衣装のお披露目があるとおっしゃっていました。

 

実は、ボランティアガイドのみなさん、この春から古代衣装を着て山の辺の道をガイドするという計画を立て、昨年度末、当館に衣装や首飾りのアドバイスをもとめられました。それで、できあがった衣装を当館職員に見てもらいたいと、ウォークイベントの途中に立ち寄ってくださったのです。
これほどまでに古代衣装にこだわるとは!…みなさんの意識の高さと熱意に感動しました。

 

さて、この衣装を身にまとったボランティアガイドのみなさんは、奈良県立美術館で開催される特別展「奈良の刀剣-匠の美と伝統-」(会期:4月21日~6月24日)の天理市連携展示「古代史の鍵を握る刀剣-国宝:中平銘鉄刀と七支刀-そして、春から初夏にかけての山の辺の道~めぐみめぐるてんり~」にて、期間中に5回、同館1Fギャラリースペースで展示解説をされます。

 

この天理市の連携展示には当館が協力し、「東大寺山古墳と中平銘鉄刀」と題して、模造品やパネル等の展示を行います。先日、ボランティアガイドのみなさんが担当学芸員によるレクチャーを受けに来館され、この展示解説に備えてくださいました。

 

なお、会期中は、藤原郁代学芸員による講演会やワークショップ(古代の首飾りづくり)も開催します。
そして、素敵な古代衣装で案内するボランティアガイドのみなさんも必見です。

●奈良県立美術館関連展示ちらし

総務部 N 

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