ブログ布留川のほとりから

天理から明日香へ!歴史ウォーク第1回目を開催しました

2017年06月06日 (火)

晴天に恵まれました

平成29年度 文化庁 地域の核となる美術館・歴史博物館支援事業による歴史ウォーク「大和の中のヤマト~バスで訪ねる文化遺産~」(全3回)の第1回目を6月3日に開催しました。テーマは「塚穴山古墳から飛鳥へ―物部氏と蘇我氏―」で、古墳、史跡巡りが行いました。
まず、当館近くの塚穴山古墳までは徒歩で移動、見学。そののち、当館に戻り、館内の見学をしてから昼食を済ませ、バスに乗車して明日香を目指しました。

 

その行程は、都塚古墳→石舞台古墳→野口王墓古墳(天武・持統天皇合葬陵)→中尾山古墳→高松塚古墳→高松塚壁画館→文武天皇陵→キトラ古墳→キトラ古墳壁画館、と内容が盛りだくさんでした。中でも都塚古墳の石室内は、普段は施錠がされているのですが、今回は中に入ることができ、みなさんに喜んで頂けたようです。
バスを降りてからそれぞれの古墳まで徒歩での移動が多かったですが、日陰に入ると涼しく、さわやかな初夏の天気に助けられました。

 

また、参加者のみなさんは、講師の泉先生(高松塚壁画館 学芸員)の解説に熱心に耳を傾けられ、多くの質問もされていました。

「これだけ大きな石室の石を運ぶには、どれくらい時間がかかったのだろう」
「この古墳の被葬者は果たして誰だろう」
歴史上重要な古墳が多く点在する奈良の魅力を再発見するのと同時に、古代ヤマトへ思いを馳せ、歴史談義に花が咲いた一日となりました。

次回は9月30日、天理・布留遺跡から大阪・八尾を目指します!どうぞお楽しみに!

海外民族室 H 

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