ブログ布留川のほとりから

はにわ作りに挑戦しました

2016年08月01日 (月)

7月30日にワークショップ ちびっこ「はにわ」づくりに挑戦 を開催しました。今年度行っている、文化庁地域の核となる美術館・歴史博物館支援事業「天理山の辺の道の歴史遺産を学ぶ」の一環です。

天理市の山の辺の道周辺には巨大古墳が点在し、埴輪も多く出土しています。そこで、古墳時代に円筒埴輪を作っていたのと同じような道具を使って、同じような方法で円筒埴輪のミニチュアを作ろうと企画しました。夏休み中ですので、小学生を対象に考えました。実際、参加者22名中18名は小学校以下のお子さんでした。

3階の展示場で実物の円筒埴輪と形象埴輪を紹介したのち、研修室に移動し、当館の周辺で出土した円筒埴輪を使って作り方の説明をして、製作に取りかかりました。皆さん熱心に作ってくださったので、気がつくと時間が30分しか残っていませんでした。

付き添いで来られたお父さんがほぼ作られたケースもあり、「楽しくって仕方ない!」と繰り返しながら作っておられたお母さんもおられ、楽しんでいただけたようです。

完成した作品を見ますと、ひとつひとつが個性的、独創的で見事な仕上がりです。
いま、作品を乾燥中です。8月6日から22日まで、作品展を開催します。どうぞ見学にお越し下さい。

考古美術室 F 

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