ブログ布留川のほとりから

第70回企画展「青銅のまつり」開催中!!<12月2日(月)まで>

2013年10月18日 (金)

 今月2日(水)にオープンした第70回企画展「青銅のまつり」は、早いものであっという間に2週間が経ちました。連日大勢の方に足を運んで頂き、熱心に観覧されています。来館者の方から質問を受けることも多く、担当者としては嬉しいかぎりです。

 事後報告になってしまいましたが、10月12日(土)には、企画展関連イベントとして記念講演会を行いました。講師は天理大学名誉教授・大阪府立弥生文化博物館名誉館長の金関恕先生にお願いし、タイトルは「まじないと青銅器」でした。講演では、専門的な用語が多い銅鐸について、先生はていねいに分かり易く説明され、なかでも銅鐸に描かれた人物や四足の動物、昆虫などを、弥生人がどのような想いで描いたのかをお話しされました。会場の皆さんは先生のお話を一言も聞き逃すまいと、身を乗り出すように聞き入っていました。
 多くの方々にご参加頂き、ありがとうございました。

 そして、次の企画展関連イベントですが、10月20日(日)午後1時30分から「青銅の響き」と題してバリガムラン・コンサートを開催致します。場所は当館1階のエントランスホールです。コンサートは入場無料(展示室をご覧になるには別途入館料が必要)ですので、お誘い合わせの上、ぜひお越しください。

 ガムランはインドネシアの伝統的な民族音楽として有名です。ガムランで演奏される楽器は、主に青銅製の銅鑼(どら)や鉄琴型の打楽器で、これらの楽器は中国南部から東南アジアで紀元前後に発達した、ドンソン文化と呼ばれる青銅器文化の遺産ともいわれています。
 ドンソン文化の代表的な青銅器といえば銅鼓という青銅製の太鼓です。現在開催中の企画展で銅鼓を展示しておりますので、本物の銅鼓をご覧ください

 

 

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考古美術室 T 

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