学芸員

考古美術室

名前
青木 智史 AOKI Satoshi
所属
考古美術室
担当
中国
専門分野
東洋陶磁史、文化財科学、博物館情報学
所属学会
東洋陶磁学会、美術史学会、日本文化財科学会、民族藝術学会
主な実績
  • (著書)『前期・中期旧石器問題の検証』前-中期旧石器問題調査研究特別委員会・日本考古学協会、2003年
    “2000年に発覚した旧石器ねつ造事件は非常に大きな衝撃をもたらした。その旧石器ねつ造事件の検証に際し、従来日本最古とされてきた動物型土製品のTL年代法を用いた真正性の検証を行った。その結果、この土製品もねつ造物であることが明らかとなった。”
  • (論文)「動物型土製品の年代について」『宮城県岩出山町・座散乱木遺跡検証発掘調査報告書』座散乱木遺跡発掘調査団、2003年
  • (制作物)『奈良県立橿原考古学研究所附属博物館デジタル図録「『青銅鏡』 描き出された鏡の文様 ~新たな視点で見る古代鏡~」』奈良県立橿原考古学研究所附属博物館、2006年
  • (論文)「唐三彩研究におけるTL法を用いた多角的アプローチ」『日本情報考古学会講演論文集』 Vol3、日本情報考古学会、2007年
  • (論文)「熱ルミネッセンス年代測定法を用いた法蔵寺鳴滝乾山窯の操業時期推定」『東洋陶磁』第36号、東洋陶磁学会、2007年
    “法蔵寺鳴滝乾山窯址は、歴史記録などから尾形乾山が作陶を開始した場所として知られる。同窯址から出土した窯道具や窯璧を、TL法を用いて年代測定し操業時期の推定を試みた。結果、17世紀末の年代が得られ、歴史記録に記載された鳴滝窯の操業年代と矛盾しない年代値が得られた。”
  • (論文)「黄冶唐三彩窯跡出土陶片の熱ルミネセンス(TL)年代測定」『奈良教育大学紀要(自然科学)』第57巻 第2号、奈良教育大学、2008年
  • (論文)「Validity of TL Dating Method Applied to Tang Dynasty Three-Color-Glazed Pottery」『09’古陶瓷科学技术 7 国际讨论会论文集』、2009 International Symposium on Ancient ceramics・上海科学技术文献出版社、2009年
    “唐三彩の主要な生産窯であった河南省・黄冶窯の出土唐三彩片を対象として、TL法の唐三彩年代測定についての有効性を検証した。検証の結果、TL法は唐三彩の年代測定に実効的であることが改めて証明された。”
  • (論文)「TL法による陶磁器真贋判定 ―その方法と適用について」『民族藝術』 Vol.26、民族藝術学会、2010年
  • (翻訳)「老虎洞窯址由来陶磁器の微量元素分析とその考古学的意義」『国際交流企画展 幻の名窯 南宋修内司官窯 杭州老虎洞窯址発掘成果展 図録』大阪市立東洋陶磁美術館、財団法人大阪市博物館協会、2010年
  • (論文)「TL法による新薬師寺旧境内遺跡出土瓦の年代測定」『奈良教育大学紀要(自然科学)』第60巻 第2号、奈良教育大学、2011年
  • (論文)「ガッカル川流域の砂丘砂と洪水性シルトのOSL年代測定」『総合地球環境学研究所プロジェクトH-03「環境変化とインダス文明」 2010-2011年度成果報告書』、総合地球環境学研究所、2012年
  • (著書)『新薬師寺旧境内-奈良教育大学構内遺跡の埋蔵文化財発掘調査報告書-』(国)奈良教育大学、2012年
    “2008年に発掘された新薬師寺旧境内遺跡からは、これまで謎に包まれていた新薬師寺の実像を明らかにする成果が得られた。本書では、新薬師寺旧境内遺跡の発掘の詳細および出土遺物についての考古学的な位置づけを論じた。また、奈良三彩片や瓦片などの自然科学分析を実施しその成果についても報告した。”
  • (著書)『村上郁再話 子どもと家庭のための奈良の民話 一』奈良の民話を語りつぐ会・京阪奈情報教育出版、2013年
    “奈良の民話の中から、「人の世のはなし」「あちらとこちらの堺で」という二つのテーマに則って家庭や地域で語りついで欲しい民話51話を選び掲載した民話集。”
  • (著書)『村上郁再話 子どもと家庭のための奈良の民話 二』奈良の民話を語りつぐ会・京阪奈情報教育出版、2013年
    “奈良の民話の中から、「動物たちのはなし」というテーマに則って家庭や地域で語りついで欲しい民話46話を選び掲載した民話集。”
  • (論文)「奈良教育大学構内陸軍歩兵聯隊遺跡出土煉瓦のTL年代測定」『奈良教育大学紀要(自然)』第62巻 第2号、奈良教育大学、2013年
  • (論文)「熱ルミネッセンス法による窯跡出土白磁片の年代測定」『奈良教育大学紀要(自然)』第62巻 第2号、奈良教育大学、2013年
  • (論文)「重要文化財 長福寺本堂彩色の多角的調査」『文化財建造物保存事業主任技術者研修会 発表報告集』第28号、公益財団法人 文化財建造物保存技術協会、2014年
  • (著書)『村上郁再話 子どもと家庭のための奈良の民話 三』奈良の民話を語りつぐ会・京阪奈情報教育出版、2014年
    “奈良の民話の中から、「こわいはなし」「おもしろいはなし」というテーマに則って家庭や地域で語りついで欲しい民話38話を選び掲載した民話集。”
  • (展覧会)「文化財とレプリカ物語 -限りなくオリジナルに近づく-展」、奈良教育大学教育資料館、2014年
  • (制作物)『普門寺・如来形立像の3Dモデル(実寸)および3Dレプリカ(石膏積層造形)』「文化財とレプリカ物語 -限りなくオリジナルに近づく-展」・奈良教育大学教育資料館、2014年
  • (制作物)『日吉山王社・山王神像(大宮神像および聖真子神像)の3Dモデル(実寸)および3Dレプリカ(石膏積層造形)』「文化財とレプリカ物語 -限りなくオリジナルに近づく-展」、奈良教育大学教育資料館、2014年
  • (制作物)『日吉山王社・日吉山王社神像(大宮神像)の彩色復元3Dレプリカ』奈良教育大学、2014年
  • (論文)「先進機器を用いた文化財調査とその教育的活用-次世代教員養成に向けた新たな取り組み-」『次世代教員養成センター研究紀要研究紀要』第1号、奈良教育大学次世代教員養成センター、2015年
    “3D技術は、近年注目を集めている研究手法の一つである。この技術の有効性は文化財調査だけではなく、教育面でも大きい。そこで、先進機器である3Dスキャナを活用して実際の文化財の3D情報を取得し、3Dプリンタを用いて3D教材の作成を行い、その教育的活用について論じた。”
  • (論文)「Approach to Advance Teacher Training Based on Education for Sustainable Development」『The 10th East Asia International Symposium on Teacher Education, Nagoya, 2015 International Consortium for Universities of Education in East Asia (ICUE)』、2015年
    “ESD(持続可能な開発のための教育)は、これからの教育を考えていく上で欠かせないキーワードである。奈良には優れた文化遺産が多くあり、これらを活用したESDの有効性は大きい。これまで実施してきたESD活動とそれに基づく教員養成についての取り組みを紹介し、その有意性を述べた。”
  • (制作物)『日吉山王社・日吉山王社神像(二宮神像)の彩色復元3Dレプリカ』奈良教育大学、2015年
  • (写真提供)『長福寺本堂 柱 ほ六(可視光写真および近赤外線写真)、柱 に又五(可視光写真および近赤外線写真)、小壁 ほ四-ほ六(可視光写真および近赤外線写真)』「特別陳列『長福寺(生駒市)の古瓦』展」、奈良県立橿原考古学研究所附属博物館、2016年
  • (論文)「常福寺本堂・善光寺堂の仏像―常福寺阿弥陀如来坐像(本堂本尊)・阿弥陀如来立像(善光寺堂安置)の美術史学的調査、ならびに不動明王立像表面仕上げの自然科学的調査-」『新編西尾市史研究』第2号、西尾市史編纂委員会・西尾市教育員会事務局文化振興課、2016年
    “西尾市・常福寺の不動明王立像は平安時代末から鎌倉時代初めに制作されたと考えられる優れた彫刻作品である。また、同像には当初のものと推定される彩色などが残存している。そこで近赤外線撮影調査と蛍光X線分析調査を実施し、彩色を含む表面仕上げについての検討を行った。その結果、これまで知られていなかった新たな成果が得られた。”
メッセージ
天理参考館の考古美術展示室・中国コーナーは、質・量ともに豊かな内容を有しています。実際に青銅器や陶磁器など多彩な展示品を見ていただければ、それらは雄弁に中国文明の深遠な魅力について語りかけてくることでしょう。 特に、隋・唐期の陶磁器・金属器・ガラス器などからは、シルクロードを通して中国文明が西方から受けた強い影響と、その結果中国で花開いた国際的かつ豊かで多彩な文化の粋を感じ取ることができます。是非一度、天理参考館に訪れて、ご覧いただきたいと思っております。
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